プレゼンティーイズム

プレゼンティーイズム（presenteeism）とは、従業員が出勤はしているものの、健康上の問題や心理的な不調、その他の理由によって生産性が低下している状態を指します。
これは アブセンティーイズム（absenteeism：欠勤） と対比される概念です。

頭痛、腰痛、睡眠不足、うつ状態、不安などがあり、仕事の効率が低下

欠勤と異なり、見た目は通常通り勤務しているため、管理側が問題に気づきにくい

調査によると、プレゼンティーイズムによる損失は欠勤の3～5倍に達するという報告もある

東大SPQについて

東大SPQ（東京大学版 Single-Item Presenteeism Question）は、プレゼンティーイズム（presenteeism）を簡便に測定するために東京大学の研究チームが開発した指標です。正式には以下の特徴があります。

・単一項目（Single-Item） で構成される

・回答負荷が非常に低い

・主に日本の職場実態に即して開発されているため、日本国内の調査での信頼性が高い

・産業衛生分野、ストレスチェック後のアウトカム評価、健康経営の効果測定などで広く使われています。

・短時間で収集できるため、定期モニタリングに適している

・ストレスチェックや職場介入の成果指標として使いやすい

・上司や管理者にも理解されやすい数値結果（「平均85％→90％改善」など具体的に説明可能）

・健康経営銘柄選定時のKPI指標としても活用されている事例がある

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